自閉症児者の「スポーツ教室」をしてきました。

毎週土曜日に実施している自閉症児者の「スポーツ教室」をしてきました。

このサークルの登録者は、18家族、19人の自閉症児者がいます。
今日の参加者は、10家族で11人の自閉症児者と11人のお母さん、お父さん、そして第三土曜日に支援を受けているあいの家療育支援センターの2名の支援者、全員で24名の参加でした。

いつものように、ラジオ体操をし、ストレッチ、そして体育館を音楽に載せて周回するものです。周回時間は、約20分間です。
自閉症児者には、このように音楽をかけることによって、この音楽があるときには「走る」というイメージがわいているようです。

その後、休憩を挟んで、手遊び歌、まぐろをしています。
この「まぐろ」は、体育館に「冷凍まぐろ」のように横たわり、約10分間動かないということにより「自分の心をコントロールする」という気持ちを育てるというか育むことを目的に行っています。

終盤は、輪にフライングディスクを通過させるもの(アキュラシー:ゴール2基使用)をしました。
これが、この子たちにはなかなか難しいもので、投げるのにも苦労をしています。

ただ、子ども達の中には、全国障がい者スポーツ大会秋田大会にアキュラシーで出場した子もいます。
さすがに、投げ方も輪に通す確立も高い。
全国障害者スポーツ大会秋田わか杉大会サイト
http://wakasugi.pref.akita.jp/index2.htm

日本障害者フライングディスク連盟サイト
http://homepage1.nifty.com/jffd/

そのあと、クールダウンを兼ねて体育館をモップにて清掃をした後、正座を3分くらいして終了です。

概ね、このような流れで毎週第三土曜日(第二土曜日はプール教室)に運動をしています。


このようなスポーツ教室を通して、自閉症児者が「体を動かすこと」を日常的なものと取得してもらえれば、嬉しいことなのですが…。
また、お母さん、お父さんの運動不足解消にも役に立っています。

来週19日は、夏休み後の反省を兼ねて、この後の取り組みについてなどの「話合い会」がもたれます。
このときには、療育支援センターの方も2名参加してくれるので、スポーツ教室全体の相談や、個人的な相談もしています。
この話合い会は、年に3回開催しています。



今月の24日(祝日)には、ひたち海浜公園で「42.195Kmリレーマラソン」が開催されます。
42.195kmリレーマラソン 第17回国営ひたち海浜公園大会サイト
http://www.42-195.jp/


いつもの茨大(特別支援教育コース)の学生4名の支援を受けながら、スポーツ教室として出場します。
お揃いのTシャツを作っているので、青空のもと完走をめざして走ってきます。
この報告は、後日したいと考えています。