もっと自閉症のことを知ってほしいから…。


すでに、ご存知の方も多いとは思いますが、
自閉症を描く映画『ぼくはうみをみたくなりました』
をご存知でしょうか。


映画製作実行委員会のホームページからご紹介します。

URL http://homepage2.nifty.com/bokuumi/


亡き自閉症児の父親であり、この小説の著者であるレインボーおやじの「あいさつ」を引用します。

映画製作の趣旨や熱い思いがお分かりになると思います。

ごあいさつ


 レインボーおやじ(山下)と申します。
 「ぼくはうみがみたくなりました」を福祉専門の出版社であるぶどう社さんから刊行して頂き、5年が経過しました。典型的な自閉症と言われるタイプの青年を主人公にして描いてみた小説です。
 自閉症関係の書籍といえば医師や療育家による専門的な内容か親の手記ばかりと言われるなか、小説形式で自閉症を描いたということで画期的な作品との評価を受けました。ぼくうみ以降にはアスペルガー当事者による自伝的小説が一気に増え、火つけ役的作品とも言われました。読んでくださった方々からは「ぜひ映像化して!!」と言う声を数多く頂きました。
 私自身は、にっかつ作品で脚本家デビューさせて貰い、その後は手塚治虫作品やアンパンマン等のアニメを中心に執筆させて貰っていた日本シナリオ作家協会の会員です。
 といっても、それも今は昔という感じです。長男が障害をもっていることに気づいて以降、福祉業界に首を突っ込むようになり、フリースペースつくしんぼという障害児の放課後活動の施設の運営を始めて12年。NPOも取得し、「特定非営利活動法人はらっぱ」を母体として活動を続けています。
 
「ぼくうみ」を書いたのは、自閉症児の父親である脚本家として、自閉症を描いた作品を映画にしてみたかったからです。原作として小説を書き、いずれは映像化……とずっと思っていました。そして実際、2006年1月頃から、映画化に向けての取り組みをはじめていました。
 ところが、3月28日のことでした。地域の中学校の障害児学級を卒業し、4月からは養護学校の高等部に入学するはずだった長男・大輝(ひろき) が散歩の途中にJRの線路に入ってしまい、電車に接触して命を落としてしまいました。
 15歳でいなくなってしまった大輝は、カナー型。どちらかというと重い方のタイプの自閉症でした。
 私は今、大輝が「15年間ありがとう。いっぱい世話をかけたけど、これからはもういいから、ボクのために映画をつくってよ」と背中を押してくれていると信じ、この企画を進めています。

引用が、長文になってしまいましたね。



付け加えて、「ぼくうみチャンネル」もご紹介します。

URL http://ch.nicovideo.jp/channel/ch924



なぜか、ホームページにある「もっと自閉症のことを知ってほしいから… 」というフレーズが気に入りました。