大会を振り返って(大会報告第3弾)

いばらき大会メーリングリストへの投稿が続いています。
まだまだ、大会成功の余韻に浸っている準備委員会のメンバーが数多くいます。


大会終了のあと1通のメール投稿後、息を潜めていた事務局長が息を吹き返しました。

何のことはない、事務局長として全障研しんぶんの記事として「全国大会の準備を振り返って」の原稿を書いていたようです。
事務局長自身も大会メーリングリストへの投稿を見て、自身大会成功の余韻に浸っていたようです。
その投稿を見ていて、事務局長として頭を持ち上げました。


そうです。事務局長として息を吹き返したのです。

全障研しんぶんへの投稿記事である「全国大会の準備を振り返って」を読んでみて、改めていばらき大会における県内障がい者団体と「手と手を取りあって」(手をつないで)大会成功に向けて準備した連携の強さを感じています。
(まさに、大会の文化行事で舞台と会場が一体になった「この手を取りあって」の歌詞のようです)


茨城県においても、この横のつながり、障がい種別を越えた障がい者団体の連携の強さを改めて感じています。



いばらき大会における全障研全国総会の「大会アピール」を紹介します。

国民のみなさんへ


私たちは知っています。
  障害者自立支援法によって、多くの人の人間らしく生きる権利が阻まれていることを。
私たちは届けたい。
  この法律の不当性、違憲性を訴える声を。

 今まで公的に保障されてきた福祉を削られる人がたくさんいます。
 発達に欠かせない療育を充分に受けられなくなる子どもがたくさんいます。
 働いて得た賃金以上の利用料を払わされる人がたくさんいます。

私たちは知っています。
  多くの子どもが劣悪な環境で教育を受けていることを。
私たちは届けたい。
  権利としての教育や福祉を守るため、頑張る人の思いやねがいを。

 市場原理にもとづく構造改革によって、社会保障の予算が削られ、教育予算も抑えられ、教育や福祉が後退しています。
 格差が広がり、昨年来の世界的不況の追い打ちで、多くの障害者と家族の生活が破壊されてきています。
 障害をもつことは自己責任なのでしょうか。
 生きるために必要な支援を受けることは贅沢なのでしょうか。

私たちはこのような社会のありかたを根本から変えなければならないと考えています。


    輝かそう 私たちの人権
    いのち・発達・平和・つながりを大切に!
    一人ひとりのねがいを実現するために…


2009年8月8日、9日の両日 私たちは第43回全国大会を開催しました。茨城県で初めてとなるこの大会には、全国から2000人がつどい、障害のある人々の人権と発達の保障、そしてそれを支える平和と民主主義について、語り合い、学び合い、多くの仲間と交流することができました。

 わずかな人数で始まった大会準備でした。その後、茨城県内のたくさんの障害者団体や教育・福祉の関係者とつながり、多くの協力をいただき、私たちのねがいの輪を広げることができました。これは私たちにとって、今までにない貴重な経験であり、これからの宝となっていくことでしょう。
 障害者権利条約の理念をこの国で真に実現するために、全国からの参加者が、この大会で得たものをそれぞれの職場や地域に持ち帰り、各地で輪を広げましょう。
 それらをつなげ、全国で輪をさらに大きくしていきましょう。
 みなさんに呼びかけます。加わりませんか、この輪の中に。

                         2009年8月8日 全国障害者問題研究会 全国総会

*1

*1:全障研ホームページから引用させていただきました。