「第10回障がい者制度改革推進会議」が開催されました。


5月10日(月)午後、いつもの時間にいつもの場所で「第10回障がい者制度改革推進会議」が開催されました。


平成22年5月10日(月)13:00〜17:00
             合同庁舎第4号館共用220会議室

(開会)
1 福島内閣府特命担当大臣挨拶

2 議事
   省庁等ヒアリング
    厚生労働省
    総務省
    国土交通省

  「障害」の表記
  その他
(閉会)


障がい者制度改革推進会議のサイト
http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/kaikaku/kaikaku.html#kaigi


このサイトに内閣府特命担当の東室長からの求めに応じて各省庁から提出された資料が掲載されています。

ヒアリング対象提出資料等
 資料1 厚生労働省障害者雇用、障害者福祉サービス、障害児支援、所得保障、虐待防止) [PDF:91KB]
 資料2 厚生労働省(医療) [PDF:50KB]
 資料3 総務省 [PDF:25KB]
 資料4 国土交通省 [1-2 PDF:44KB] [2-2 PDF:504KB]
 資料5 「障害」の表記について [PDF:409KB]


福島瑞穂内閣府特命大臣は、厚生労働省障がい者雇用に関して障害者雇用促進課長)の説明の後、「なぜいままで推進してこなかったのか、ここは障害者制度の改革を推進する場ある。現状説明ではなく、パラダイム転換に必要な議論をしてもらいたい」と苦言を呈しました。

よくぞ言った。福島瑞穂特命大臣!


このことは、CBニュース(Webニュース)でその日のうちに報じられました。

「説明より議論を」、福島特命相が苦言―障がい者制度会議
 内閣府は5月10日、「障がい者制度改革推進会議」の第10回会合を開き、2回目の省庁ヒアリングを実施した。この中で福島瑞穂内閣府特命担当相は、同会議の委員の質問に答える厚生労働省の担当者に対し、「ここは障害者制度の改革を推進する場。現状説明ではなく、パラダイム転換に必要な議論をしてもらいたい」と苦言を呈した。

厚労省の担当者は、障害者の雇用、福祉サービスなどの問題について説明した。障害者法定雇用率1.8%以上(一般企業の場合)の未達などに関して担当者は、障害者法定雇用率は上昇傾向にあるなどと述べたが、そもそも障害者法定雇用率が海外諸国に比べて圧倒的に低いことを問題視する委員からは、「全く議論がかみ合わない」と不満が続出した。

( 2010年05月10日 19:57 キャリアブレイン )
https://www.cabrain.net/news/article/newsId/27522.html

*1

ちょと、推進会議の議題からそれますが、アメリカ軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)の移設問題を巡り、現政権は政府案を関係自治体の理解を求めるとしていますが、もしかしたら「この問題が現政権の命取りになりかねない」という憶測も飛んでいますので、夏の参議院選挙に向けて興味深く見守りたいと思っています。

自公野党では障害者自立支援法の一部改正案を今国会に議員提出議案として提出していますので、現政権はその取り扱いについても苦慮するのではないかと思われます。

*1:CBニュースから引用させていただきました。