障がい者制度改革推進会議「第4回総合福祉部会」が開催されました。


本日の午後、厚生労働省において障がい者制度改革推進会議「第4回総合福祉部会」が開催されました。

平成22年6月22日(火)13:00〜16:00
           場所:厚生労働省 低層棟2階講堂


議事次第
 1.開会
 2.議事
 (1)障がい者総合福祉法(仮称)の論点について
 (2)その他
 3.閉会


配布資料一覧
 資料1
  障がい者総合福祉法(仮称)の論点表(たたき台)(PDF:285KB)
 資料2
 「障がい者総合福祉法(仮称)の論点表(たたき台)」に対する追加・訂正・削除意見(PDF:595KB)
 ※追加意見1(PDF:79KB)


 参考資料1
  藤岡委員提出参考資料(PDF:147KB)
 参考資料2
  岡部委員提出参考資料
(PDF:306KB)
 参考資料3
  齋藤委員提出参考資料(PDF:140KB)
 参考資料4
  光増委員提出参考資料
(PDF:137KB)


 参考資料5−1
  全国障害児・者実態調査(仮称)に関するワーキンググループ(第1回)議事要旨
 参考資料5−2
  全国障害児・者実態調査(仮称)に関するワーキンググループ(第1回)資料
 参考資料6−1
  全国障害児・者実態調査(仮称)に関するワーキンググループ(第2回)議事要旨
 参考資料6−2
  全国障害児・者実態調査(仮称)に関するワーキンググループ(第2回)資料


※参考資料5−1、5−2、6−1、6−2については、全国障害児・者実態調査(仮称)に関するワーキンググループのホームページをご覧ください。


第4回総合福祉部会のサイト(厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/2010/06/0622-1.html

総合福祉部会のサイト(厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/index.html

全国障害児・者実態調査(仮称)に関するワーキンググループ
http://www.mhlw.go.jp/shingi/other.html#zenkoku-shougai
このサイトには配布資料と議事要旨が掲載されています。


本日、総合福祉部会は佐藤久夫部会長の開会挨拶後、厚生労働省から山井和則政務官が挨拶をしました。
山井政務官は会議を抜け出してきて挨拶をしたということで、挨拶が終わり会議に戻るため退席をしようとしたときに福井典子委員(日本てんかん協会常任理事)が先般鳩山前総理が退陣したことによって廃案になった「障害者自立支援法改正案(議員(立法)提案後、法案を取下げ厚生労働委員会委員長提案)」がなぜ障がい当事者の声を無視して上程したのかその経過(理由)を聞かせてほしい旨迫りました。
山井政務官は再び着席し、「ご存知のように、国会(司法の場)では私は行政の立場であり、その経過については言える立場にはないので、民主党政策調査会に…。」と言って退席してしまいました。
そのときに、藤岡毅委員(障害者自立支援法訴訟弁護団事務局長)も遺憾の意を表しました(後日抗議するという)が、山井政務官はそのまま会場を出て行ってしまいました。

この様子は、総合福祉部会のサイトにある「動画配信」で部会の冒頭部分で配信しています。

この気持ちは、まったく同感で「私たちのことは、私たち抜きで決めないで!」という障がい当事者の声を無視した暴挙です。


山井政務官が福井委員からの切実な声に答えて「長妻厚生労働大臣厚生労働委員会でも答弁している」という趣旨のことを話していましたので、参議院厚生労働委員会(第174回国会 厚生労働委員会 第21号、平成二十二年六月一日(火):○障がい者制度改革推進本部等における検討を踏まえて障害保健福祉施策を見直すまでの間において障害者等の地域生活を支援するための関係法律の整備に関する法律案(衆議院提出))で小池晃議員(共産党)からの質問に対する長妻昭厚生労働大臣の答弁が掲載されている議事録を以下にリンクします。

参議院 第174回国会 厚生労働委員会 第21号 平成22年6月1日
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/174/0062/main.html


このような声は、本日の配布資料「資料2」に、障がい者総合福祉法(仮称)の論点表(たたき台)に対する追加・削除意見のなかでもたくさんの委員の方から出ている声でもあります。


それから、本日の会議で岡部耕典委員(早稲田大学准教授)からの提出された参考資料2にある「知的障害者が「自分の家」で暮らすための支援」は眼からうろこの考え方(調査結果)でした。
また、光増昌久委員(日本グループホーム学会副代表)から提出された参考資料4にある「障害者総合福祉法(仮称)の実施(制定)以前に早急に対応を要する課題の解決に向けた実務論議」についてもまったく同感です。


最後に、このブログでも総合福祉部会でも内閣府と同じように「一般国民の意見」が言えるような「意見募集」があっても良いのではないかと書き込みをしましたが、総合福祉部会のサイトの上部に「ご覧の施策内容について多くの皆さまのご意見をお待ちしています。」というバナーが遅まきながら設置されました。

皆さんの率直な声をどんどん送っていきましょう。