「第2回障がい者制度改革推進本部」の様子をお伝えします。


昨夜に引き続き、昨日開催された「第2回障がい者制度改革推進本部」会合の様子をお伝えします。
障がい者制度改革推進会議の小川議長が菅直人本部長に「第1次意見書」を手交しました。

障がい者制度改革推進本部
 菅総理は総理大臣官邸で、第2回となる障がい者制度改革推進本部会合を開催しました。

今回の会合では、小川議長から菅総理に対して「障害者制度改革の推進のための基本的な方向(第一次意見)」が手交されました。

 菅総理は、あいさつで「支え合いのネットワークから誰一人として排除されることのない一人ひとりを包摂する社会の実現は、鳩山前総理も新しい公共といった概念を含めて大変大事にされたテーマです。その実現は大変重要な課題だと私自身も思ってまいりました。皆さんからいただいた「第一次意見」を最大限尊重して、政府の対処方針を決定していきたいと思っております。」と述べました。 
2010年6月29日
総理官邸のホームページ
http://www.kantei.go.jp/jp/kan/actions/201006/29shogaisha.html


また、政府インターネットテレビ(動画:4'01")でも第2回障がい者制度改革推進本部の様子を伝えています。

障がい者制度改革推進本部-平成22年6月29日
平成22年6月29日、菅総理は総理大臣官邸で第2回となる障がい者制度改革推進本部を開催しました。
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg3579.html
(この動画は観る価値があります)


ちょっと話しはそれますが、小川議長や藤井議長代理などが背広の襟に「イエローリボン」を付けていることに敬服しました。
  
 

参考:
障害者権利条約の批准推進と障害のある人びとの社会参加の推進をめざして
日本障害フォーラム(JDF)
http://www.normanet.ne.jp/~jdf/yellowribbon.html
日本障害者協議会(JD)
http://www.jdnet.gr.jp/guide/yellow.htm


さらに、「きょうされん」からの引用です。

第2回障がい者制度改革推進本部開催と「障害者制度改革の推進のための基本的な方向について」の閣議決定について
 6月29日(火)、第2回障がい者制度改革推進本部が開催され、障がい者制度改革推進会議の小川議長と藤井議長代理が出席しました。その場で、小川議長から本部長である菅内閣総理大臣に第一次意見が手交されました。

 本部の終わりに藤井議長代理にも発言が求められ、藤井議長代理は、「この第一次意見は私たちの宝物だ。このダイヤの原石を更に磨いていく必要がある。」、「国連で障害者権利条約が審議された際、”Nothing about us,without us(私たち抜きに私たちのことを決めないで)”というフレーズが何度も語られた。この第一次意見は、日本に権利条約を定着させる挑戦の第一歩でもある。」といった発言とともに、総合福祉部会で整理された「障害者総合福祉法(仮称)の制定以前に早急に対応を要する課題の整理(当面の課題)」にも言及し、内容の実現に向けた検討を要望しました。

きょうされん 新着情報2010年6月29日
http://www.kyosaren.or.jp/news/2010/0629_1.htm

そのあとに開催された閣議で「障害者制度改革の推進のための基本的な方向について」が決定されました。
関連して、仙石由人内閣官房長官閣議後記者発表をしました。


内閣官房長官記者発表 平成22年6月29日(火)午前
閣議の概要について
仕事と生活の調和推進官民トップ会議について
障がい者制度改革推進本部について
新年金制度に関する検討会及び社会保障・税に関わる番号制度に関する検討会について


テキスト形式
http://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/201006/29_a.html

政府インターネットテレビ
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg3582.html



なお、わたしは菅内閣において閣議が毎週火曜日と金曜日に開催されていたとは知りませんでした。
(知らなかったのは私だけかも…)


このように、いろいろな電子媒体を活用して障がい者の情報を発信していくことも大切であると考えています。