障がい者制度改革推進会議「第5回総合福祉部会」が開催されました。

おとといの午後、厚労省主管で障がい者制度改革推進会議「第5回総合福祉部会」が開催されました。


平成22年7月27日(火)13:00〜17:00
           場所:厚生労働省 低層棟2階講堂
 議事次第
  1.開会
  2.議事
   (1)障がい者総合福祉法(仮称)の論点について
     •法の理念・目的・範囲
     •障害の範囲
     •「選択と決定」(支給決定)
   (2)その他
  3.閉会


総合福祉部会のサイト
http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/index.html

(第5回総合福祉部会は開催状況の一番下にあります)
併せて、「配布資料」と「動画配信」も掲載されています。


ちなみに、総合福祉部会−障がい者制度改革指針会議−の動画一覧がYouTubeにありますので貼り付けます。
動画一覧YouTubeサイト)
http://www.youtube.com/view_play_list?p=6476DF0C9EA4EF52



この日の「配布資料」に関しては、数多くの資料(資料9種、追加資料2種、参考資料だいたい24種)が配布されています。
ひとどおり目を通すだけでも一苦労ですが、表題にあるように障がい者総合福祉法(仮称)の「論点」や「全国在宅障害児・者実態調査(仮称)の基本骨格(案)」、そして「総合福祉部会2010年から2011年活動スケジュール(案)」、「各委員の意見」などが掲載されていますので、たいへん興味深いものばかりです。


この日の総合福祉部会では、全国在宅障害児・者実態調査(仮称)の基本骨格(案)に対して精神障がい者の団体委員から激しい意見が出ています。


その様子をCBニュースが報道していますので、以下に引用します。

障害者の全国実態調査案、猛反発で見直しへー総合福祉部会
 内閣府の「障がい者制度改革推進会議」は7月27日、廃止される「障害者自立支援法」に代わる新法策定について議論する「総合福祉部会」の第5回会合を開いた。この中で、新法策定に必要な全国規模の障害者の実態調査案が、委員から「精神障害者を殺す調査方法だ」などと猛反発を受けたことから、調査方法が見直される見通しとなった。


山井政務官「ねじれ国会も超党派で一致へ」
 部会では冒頭、山井和則厚労政務官があいさつ。「ねじれ国会になってしまったが、障害者福祉は党派を超えて一致できる」と述べ、参院選民主党が大敗した後の障害者福祉政策で野党との連携を深める意向を示した。また、「天下りなどの無駄を徹底してカットし、障害者福祉の予算が増えるように頑張る」と述べた。
■「障害」種別を列記せず

今後は9月までに2回、論点の問題意識を共有するための会合を開く。10月からは論点別に作業チームを設けて各論を詰め、これをベースに来年4月からまとめに入り、8月に骨子を固める方針。

( 2010年07月27日 22:59 キャリアブレイン )
https://www.cabrain.net/news/article.do;jsessionid=3185BE2CDADCB4D3078F7726E443F205?newsId=28720

*1

このサイトでは総合福祉部会の「動画」も配信しています。


併せて、「全国障害児・者実態調査(仮称)に関するワーキンググループ」の配布資料や議事要旨が掲載されている厚労省のサイトをリンクします。
第3回以降のサイト
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000000almx.html#shingi36

なお、第2回以前のサイトは別サイトになっています。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/other.html#syakai
このサイト(社会・援護局)を下から2番目にありますので、根気良く下にスクロールしてください。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/other.html#syakai



障がい者制度改革推進会議(親会議)も総合福祉部会も夏の暑さに併せるように白熱した議論を展開しています。


今後ともに議論の内容が注目されます。
なお、両会議の今後の日程などはこのブログのトップページに掲載していますので参考になさってください。


皆様からのご意見をお待ちしています。

*1:CBニュースから引用させていただきました。