「第28回障がい者制度改革推進会議」が開催されました。
一昨日の午後、内閣府主催で「第28回障がい者制度改革推進会議」が開催されました。
平成22年12月13日(月)13:00〜17:00
場所:中央合同庁舎第4号館共用220会議室
(開会)
○議事
(1)障害者基本法の改正について(第二次意見のとりまとめ等)
(2)その他
(閉会)
【資料一覧】
資料1 第二次意見(素案2)(修正反映版) [PDF:464KB]
資料2 第二次意見(素案2)(修正箇所表示版) 1-2 [PDF:378KB] 2-2 [PDF:373KB]
資料3 基本法改正に当たって等の各府省の意見 1-2 [PDF:474KB] 2-2 [PDF:429KB]
参考資料 委員提出資料 [PDF:235KB]
追加資料 委員追加提出資料
大谷委員 [PDF:365KB]
新谷委員 [PDF:151KB]
堂本委員 [PDF:176KB]
中西委員 [PDF:85KB]
障がい者制度改革推進会議のサイト
http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/kaikaku/kaikaku.html#kaigi28
今回の推進会議は、議事にあるように障害者基本法の改正に当たっての議論になっています。
会議の冒頭、藤井議長代理から今日12月13日は障害者権利条約採択の日である、「わたしたち抜きにわたしたちのこと決めないで」の言葉を胸に議論をしてほしいとのあいさつがありました。
その後、東室長から、本日の資料の説明がありました。
・資料1は「障害者制度改革の重要方針について」(第二次意見)素案への意見を整理したもの
資料2はその際の修正箇所を明示したもの
資料3は各省庁のコメントをプラスしたもの
(この各省庁のコメント「実施・検討に当たっての留意点」に注目してみてください)
・前回会議後の意見は450項目の意見をいただいている。バランス勘案しながら入れるべきものは反映した(資料2参照)
資料3は各項目に関係各省の意見が書いてある。
今日の討議は、各省庁の意見に推進会議としてはどう考えるかについてご意見をお願いしたいとの話しがありました。
この日の様子をCBニュースが伝えています。
■障がい者改革会議、現状認識に関係省庁と隔たり
内閣府の「障がい者制度改革推進会議」は12月13日、28回目の会合を開き、事務局が前回示した「障害者制度改革の重要方針について」(第二次意見)の素案に対して関係省庁から寄せられた「実施・検討に当たっての留意点」を参考に、第二次意見の取りまとめに向けた議論が進められた。
委員からは、同会議の障害者に関する現状認識と、関係省庁が留意点として示した内容に隔たりがあると指摘する声が多数出た。
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会合では、障害の程度に応じて受刑者が実行可能な刑務作業を指定するなどの配慮を講じているとする法務省の見解に対して、大谷恭子委員(弁護士)が「(実際は)知的障害のある受刑者が効率の悪い作業を独居拘禁などでさせられ、工賃に不利益を課せられている問題がある」と述べるなど、関係省庁の現状認識が実情とは異なるとする意見が相次いだ。
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2010年12月13日 22:11 キャリアブレイン
https://www.cabrain.net/news/article/newsId/31420.html
次回は今週17日(金)に「障害者制度改革の重要方針について」「第二次意見」をまとめる予定のようです。
その後、この第二次意見を閣議決定し、来年の通常国会に障害者基本法の改正案が上程される予定です。
また、本日15日、民主党政策調査会の「障がい者政策プロジェクトチーム(PT)」は、障害者基本法の改正などについて議論している内閣府の障がい者制度改革推進会議などからヒアリングを実施しています。
■民主・障がい者政策PT、基本法改正でヒアリング
民主党政策調査会の「障がい者政策プロジェクトチーム(PT)」は12月15日、障害者基本法の改正などについて議論している内閣府の障がい者制度改革推進会議などからヒアリングした。政府は来年の通常国会への改正案提出を目指しており、同PTでは推進会議と連携して改正案の成立に向けて取り組む方針だ。
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会合後に記者会見した同PTの初鹿明博事務局次長は、推進会議でまとめている同法改正の素案に対して関係省庁が示した「留意点」の内容を「法改正を目指す政府の方針に対し、足を引っ張るよう(なもの)」と批判。ヒアリングの出席者からも同様の意見が出たという。初鹿氏は個人的な意見と断った上で、「(各省庁は)政府方針を踏まえて回答してくれないと困る」と苦言を呈した。
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2010年12月15日 19:37 キャリアブレイン
https://www.cabrain.net/news/article/newsId/31469.html