本日開催の「第48回社会保障審議会障がい者部会」の速報です。

本日の午後、第48回社会保障審議会障がい者部会が開催されています。

その結果がNews47から報道されています。

「応益」負担軽減措置は継続 障害者支援法で政府審議会

厚生労働相の諮問機関である社会保障審議会障害者部会は10日、障害福祉サービスについて定めた障害者自立支援法の改正に向けた報告案をまとめた。
サービス利用量に応じて原則1割の自己負担を求める現行の「応益負担」の考えを維持しつつも、所得に応じて負担を軽減している本年度末までの特別措置を来年度以降も続けるべきだとの考えを示した。
 事業者に支払う報酬については、低賃金で福祉人材が不足しているため、来年4月の改定で引き上げるよう求めた。
 与党は1割負担の原則の見直しを検討しており、厚生労働省は審議会の報告と与党の意見を踏まえ、来年の通常国会に同法改正案を提出する。
 報告案は、障害者団体などから根強い反対がある応益負担は「きめ細やかな軽減措置が講じられている」とし、見直しは必要ないとの考えを提示。ただ、親が子供の将来のために残した預貯金まで資産とみなされ、利用料負担が増えるといった現状については見直しを検討する。
 所得保障のため障害基礎年金の引き上げを求める意見も多かったが、年金制度全体や財源との関係があり、「検討する」との表現にとどめた。

2008/12/10 19:45 【共同通信

このような内容では、なんのためにこの4月から30名もの委員を集めて18回も議論しているのでしょうか。
なんとなく「結論ありきのような議論」に思えます。



参考までに、「報告書(案)」がJILホームページからupされていますので、リンクします。
社会保障審議会障害者部会 資料・速記録
http://www.j-il.jp/jil.files/siryou/shahosin/syahosin081210.htm


なお、第49回社会保障審議会障がい者部会が12月15日(月)に開催されます。
この日には、報告書(案)の議論をするようです。

障がい者団体からも多くの委員が選出されていますので、是非とも有意義な議論にしてもらいたいものです。

その後ろ側にいる数多くの「利用者」の思いを背負って踏ん張ってください。