全障研第43回全国大会いばらき大会の「大会テーマ」が決まりました。

全障研(全国障害者問題研究会)が毎年夏に開催している全国大会が、来年8月8日(土)〜9日(日)につくば市筑波大学で開催されます。

何度か書き込みをしているので、ご存知の方も多くいると思います。


第43回目の全国大会になりますが、茨城県で開催されるのは初めてです。
茨城県の橋本知事も開催の後押しをしてくれています。)


茨障研(茨城県障害者問題研究会=全障研の下部組織)では、昨年の9月9日に「全障研第43回全国大会いばらき大会準備委員会」を立ち上げ、大会開催準備に奮闘しています。


準備委員会では、大会のためのリーフレットシンボルマーク(まいまい君)、大会記念グッズ(Tシャツ、クリアファイル、ポストカード)を作成して、広く県民に全障研の周知といばらき大会の情宣をしています。

なお、まいまい君は、カタツムリがモチーフになっており、「カタツムリのように一歩、一歩確実に歩み続けていこう!そして、自分自身(ぼくの=my、わたしの=my)の全国大会にしよう!」との意味を込めて名づけられました。
(ちなみに、まいまい君の名づけの親は私です。)


また、プレ企画として全県縦断上映「ふるさとをください」(きょうされん制作)の上映会を実施しています。
いばらき大会準備委員会ホームページ
http://negaiibaraki.web.fc2.com/
次は、来年1月12日に日立市の多賀市民会館で上映されます。

このホームページには、準備委員会の活動内容が手に取るように書き込まれていますので、是非ともアクセスしてみてください。


このたび、大会のテーマが決まりました。
何回かの協議の末、全会一致で決まり、本部の承認もおりました。


それに併せて、準備委員会ホームページのトップもテーマ入りになります。
テーマ入りトップページは、近日中にupされると思います。


大会テーマのキーワードは「人権」、「発達」、「平和」、「つながり」、そして「一人ひとり」です。

大会テーマには、茨城支部で取り組んできたハンセン病問題や就労問題で追究してきた“人権”を取り上げました。また、格差社会・自立支援法など、いのちを軽んじる傾向に対し、“いのち”の尊さを出しました。
全障研が求めてきた“発達”、なによりも“平和”、そして準備委員会で大切に取り組んできた障がい団体との幅広い“つながり”を大切にしたい。
最後に、具体的な個人を大切にするとの意味を“一人ひとり”に込めました。
みんなの夢、いよいよここからスタートです。
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また、「大会キャッチフレーズ」も決まりました。

みんなの夢、茨城(ここから)創ろう!


さらには、大会の記念講演は全盲ろうの障がいをもつ福島智さん(東京大学教授)です。

福島さんは、NHKテレビ「課外授業ようこそ先輩」(「みんな生きていればいい」)で紹介されました。
9 歳で失明、18 歳で失聴し、「全盲ろう」という重複障がい者となる。
「いつまで俺の苦しみは続くんだ…」(18 歳の日記)と、「絶望のドン底」に陥った。自殺を考える人も少なくないという障害「全盲ろう」。
しかし、彼はそこから這い上がり、今を生きる。盲学校高等部から東京都立大学に入学。そこで、全障研委員長の茂木俊彦先生と出会う。
盲ろう者として、日本で初めて大学進学を果たし、教育学を専攻する。卒業後、都立大助手、金沢大学助教授を経て、2008 年に東京大学教授となる。
現在、バリアフリー研究に力を注いでいる。
そんな福島さんに、これまでの人生の歩みに触れながら、コミュニケーションの大切さ、そしてコミュニケーションを保障することの大切さをお話していただく予定です。
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いかがだったでしょうか。

今日も、全障研いばらき大会の情宣をしたために、また長文になってしまいました。


毎月開催している「いばらき大会準備委員会」は、明後日12月14日(日)につくば市で行われます。

*1:事務局長の文言を引用しました。

*2:事務局長の文言を引用しました。