全国大会準備委員会が開催されました。


本日の午後、つくば市で「第14回いばらき大会準備委員会」が開催されました。
全障研事務局の薗部事務局長が参加され、障害者自立支援法訴訟についての学習会の講師と準備委員会への激励をいただきました。

参加者の自己紹介の後、学習会が行われ、続いて議事に入りました。
自己紹介のときに、全障研出版の「みんなのねがい(4月号)」の「この子と歩む」に私の書いた自閉症の娘の記事が掲載されたことを紹介し、いばらき大会の記事も掲載されていることを伝えました。

全国障害者問題研究会(全障研)のサイト
http://www.nginet.or.jp/

みんなのねがい4月号
http://www.nginet.or.jp/ngi/2009/NGI200904.html



学習会では、障害者自立支援法訴訟についいての最新の報告がされました。

障害者自立支援法訴訟の勝利をめざす会のサイト
http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/suit/


憲法障がい者権利条約との位置づけや障がい者基本法との関係などが説明され、改めて障害者自立支援法の悪法ぶりが紹介されました。
また、「障害者自立支援法訴訟の勝利をめざす会」の特別報告がなされ、原告3人の裁判での意見陳述の概要も報告されました。その中で、兵庫県の吉本春名さんとそのお母さん(原告代理人)の言葉が印象に残りました。

原告 兵庫・吉本春菜さんと母・裕子さん

21歳の娘・春菜は「つくしんぼう」で週5日勤務しています。
今は娘と元気に暮らしていますが、もしも親亡き後はどうなるのか。
それを思うと、心配で心配でたまりません。

私はこの50年間、家で食事をして国から利益を受けたからとお金を払ったことはありませんが、春菜は家族の手がなくて、誰かにしてもらおうと思うとお金を払わされるのです。
もし、払うお金が無くなれば、食事もできない、飲み物も飲めず、命をつなぐことはできなくなります。
障害を持って生まれたことは春菜に責任があるというのでしょうか?
ひとりの人として普通に生活したいと願うことはぜいたくな事なのでしょうか?

*1


併せて、この訴訟や運動を支援するための「3000万円支援募金のお願い」の説明がありました。
「勝利をめざす会の入会案内と3000万円支援募金のお願い」
http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/suit/mezasukai.html

このとりくみにこころを寄せていただいている一人ひとりのみなさんの物心両面にわたる応援なくして、このとりくみを続けることはできない旨の報告がなされました。


薗部さんの報告の途中で、久しぶりにアカペラで替え歌2曲を聞かせていただきました。
(替え歌の内容も良かったし、声も相変わらず良かったです)


その後、いばらき大会の全体像の確認(概要、組織、当日日程、準備日程)と各担当から「現在までの準備状況」や「これからの課題」などの報告がありました。

私は、「学習講座」の担当なのですが、これから準備すべきことを確認した程度で、薗部さんによれば講師とのやり取りは準備委員会事務局と圓尾全国事務局次長と打ち合わせをしながら進めてほしい旨の話しがありました。



最後に、3月29日(日)開催の「障がい者就労セミナー」と4月25日(土)開催の「白石正久講演会」の進行状況の報告がありました。

障がい者就労セミナー
  


いばらき大会準備委員会のサイトにPDFファイルが掲載されていますので、そこから申込書を入手してください。
http://negaiibaraki.web.fc2.com/


白石正久講演会(全障研いばらき大会プレ企画=保育・教育講座)
 日時:2009年4月25日(土)13:30〜16:00
 場所:国民宿舎「水郷」
    土浦市大岩田255 電話029-823-1631
 資料代:1,000円
     なお、全障研いばらき大会ボランティアの方は無料です。
 講師:白石正久先生(龍谷大学教授)
 演題:「発達とは矛盾をのりこえること
 主催:全障研茨城支部(茨障研)
 共催:茨城県自閉症協会、茨城県ダウン症協会、発達障碍児親の会あゆみの会
 後援:茨城県茨城県教育委員会

 ※リーフレットも含め、詳細は後日報告します。


みなさん、是非とも参加してくださいね。



帰り際に、全障研全国大会いばらき大会の第二次チラシ(本ブログにupしてあります)をもらってきました。

周りの皆さんに参加への普及を図ります。

*1:裁判での「意見陳述」の一部を抜粋させていただきました。