第47回手をつなぐ育成会茨城大会が開催されました。

本日、茨城県手をつなぐ育成会主催で「第47回手をつなぐ育成会茨城大会」が県民文化センターで開催されました。

「手をつなぐ育成会」ってなに?
 手をつなぐ育成会ができたきっかけは、3人のお母さんが、「知的な障がい」のあるわが子のしあわせを求めて、全国の仲間の親たちに、手をつなぎ施策の充実を求めようと呼びかけたことからです。
その呼びかけに答えて、親や関係者が立ち上がり、47都道府県すべてに「手をつなぐ育成会」が結成され、その連合体が「全日本手をつなぐ育成会」になりました。
最近は、政令指定都市も正会員に加わりました。都道府県・政令指定都市育成会には、市町村、施設、学校単位等の会などがあります。
 社会福祉法人としての会員は、47都道府県と政令指定都市育成会(加盟手続き済み9地区)が正会員となります。 都道府県・政令指定都市育成会の会員総数(2009年9月1日現在)は、 正会員189,061人 賛助会員100,695人 合計289,616人です。(会員のうち「親・保護者」は119,612人、「知的な障害のある本人」は10,789人です。)

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なお、茨城県手をつなぐ育成会の組織及び会員数は、本日茨城大会で配布された資料によりますと、2009.10.1現在48単位、会員数は3,389名です。
施設単位育成会は6、養護学校単位の手をつなぐ親の会は北茨城、水戸飯富、友部の3校だけになってしまいました。
(会長さん頑張って!)



さて、前置きが長くなりましたが、茨城大会では知事表彰、育成会会長表彰の後、橋本知事の祝辞がありました。


橋本知事は、当選のお礼のあと、養護学校生徒の過密化をあげ、例えば、と断りをつけながらも「県立高校などの統廃合で空いた学校や教室を活用するのも一つの方法だ」と改めて公言しました。
確か、知事5選の選挙公約では「養護学校の新設」を掲げていたと記憶していますが…。

とは言いながらも、会長もあいさつ中で言っていましたが、確かに橋本知事は育成会の大会などの集まりには積極的に顔を出してくれていると思っています。
(その反面、県都の市長はあまり見かけないな。いや去年の大会には顔を出していたね。)


そのあと、シンポジウムがありました。


テーマは「自立に向けて」〜グループホーム体験事業*2から学ぶ〜でした。

育成会会長がコーディネーターとなって、シンポジストは初年度受託のNPO法人の理事長(牛久市)、2年目受託のNPO法人の副理事長(北茨城市)、3年目受託のNPO法人の理事長(東海村)と茨城県グループホーム・ケアホーム連絡協議会の副会長(日立市育成会会長)の4名でした。

NPO法人が受託した「グループホーム体験事業」実施に当たっての苦労話や実態、成果などの報告がありました。
(その概要は、11月1日開催の茨障研総会のときに報告したいと思っています。)


県育成会としては、「子の自立のために、親の子離れのために、育成会の活動の重要な柱として、今後グループホーム事業にどう向き合うか会員と一緒に考えていきたい」と会長がまとめられました。

*1:全日本手をつなぐ育成会のホームページから引用しました。

*2:県単事業:茨城県から茨城県手をつなぐ育成会へ委託(昨年度で3年目になっている。初年度の委託費は300万円)