「2010年成人を祝う集い」が開催されました。

本日、成人の日に2007年度に養護学校の高等部を卒業した卒業生を対象にして「2010年成人を祝う集い」が開催されました。
2007年度高等部を卒業した15名中、13名の卒業生が参加してくれました。

卒業生のほか保護者(父4名、母11名)、小学部、中学部、高等部と卒業生に関係した養護学校の先生(18名)も参加してくれ、総勢46名での集いとなりました。


今年、新成人になったのは「平成生まれ」の子ども達で、茨城県内では32千人余り、水戸市では2,621名が成人の日を迎えました。
水戸市では、昨日(毎年第二日曜日開催)水戸市芸術館で、水戸市と新成人を実行委員とした実行委員会形式で「2010年水戸市成人の日式典」が開催されました。
この式典は、会場での集合場所は「市内中学校単位」でした。
といっても、毎年このような方法での開催です。

しかしながら、養護学校高等部を卒業した多くの卒業生は小学部からもちあがりの生徒たちで、地元の中学校を卒業していない子ども達です。
中学校を卒業した養護学校高等部の卒業生でもあまり良い思い出をもっている生徒がいないことから、昨日開催された成人の日式典に参加した卒業生は皆無でした。


主催した実行委員会では、このように市内の中学校に在学していなかった卒業生もいることを認識しているかどうかわかりませんが、市役所の担当課に照会したところ養護学校を卒業した生徒には会場では「市外中学校卒業生」として案内すると言っていました。


そういうことを主催者側である担当課に認識してもらうという意味も込めて前述のような卒業生もいることを伝え、式典で新成人に配布する記念品を「集い」に参加する卒業生13名分をもらってきました。
今日の受付で卒業生に配布し、集い開催の中でその旨の報告もさせてもらいました。



という前置きはさておき、今日の成人を祝う集いは立食形式で開催しました(養護学校の卒業生は立食は苦手かもしれない)が、盛大に行うことができました。

集いでは、

 1 はじまりのことば

 2 かんぱいをしましょう

 3 おいしいものを食(た)べて、飲(の)んでね

 4 せんせいからのお祝(いわ)いのことば

 5 はたちの誓(ちか)いとカラオケをしよう!

 6 お礼(れい)のことば

 7 みんなで写真(しゃしん)をとりましょう

 8 おわりのことば

の順番で進めていきました。


保護者の皆さんも我が子の晴れやかな姿を見て感慨深いものがあったのではないでしょうか。

参加された先生方も嬉しそうに卒業生に接してくれ、子ども達もとても嬉しかったのではなかったかと思います。


誰かしら「20年後、もういちどの二十歳のときにこのように集まってお祝いをしたいね」と言っていました。

「ほんとに、そのようにしたいね」とのやり取りでしたが、そのときに子ども達は40歳、そして保護者は今の年齢に+20歳、いくつになるのでしょう?
杖を突いてこの会場に来るようですね。
「でも、杖を突いてでもまたこの会場に来たいね」との発言が大勢を占めました。



午前11時から始まった集いもあれやこれやとあっという間に2時間半が過ぎていきました。


お祝いに駆けつけてくれた先生方、ありがとうございました。

今後とも、この子達を陰ながら支えてやってください。


保護者自身もこの子達が「この社会でいきいきと当たり前に普通の暮らしができる」ように積極的に活動をしていきたいと思っています。

そして、このブログを見ていただいている方も、今にも増してこの子達のことを理解してやってください。