今日のスポーツ教室は…。

先週に引き続き、今日のスポーツ教室はサンアビ(体育館)で行いました。
先週もそうなんですが、真夏の午後の体育館はとにかく蒸し暑い!


サンアビに着き、体育館に入るとムッと蒸し暑い熱気が体中にまとわりつく感じです。
体育館の風通しを良くするために2階のギャラリーの窓を全開にし、下の小窓を網戸にして、さらには上部についている8基の換気扇を回しても熱気が抜けていかない。

定時になり、準備運動でラジオ体操やストレッチをしている最中から汗が噴出してくる。
自閉症のこども達は汗のかき方もうまくできない」と聞いていたが、娘の顔も汗でビッショリでした。
たしかに、数年前までは「こんなに運動をしているのに、なぜ汗をかかないのだろう」と思ったときがたびたびあった記憶している。


さて、前置きが長くなりましたが、前半のメニューはいつものように準備運動の後は20分間の体育館周回マラソンでした。
さすがに、こども達は汗でビッショリでした。
ハンカチで汗を拭きながらの周回マラソンです。

周回マラソンが終わり、後半メニューの合い間の10分間の休憩に入るときには熱中症予防のために「水分補給は十分にしてくださいね」と「今日はお父さん、お母さんも水分補給を忘れずにしてください」と大きな声で声かけを敢えてしました。

年齢が高くなると「のどの渇きが薄れるらしい」ので、お父さん、お母さんが熱中症にでもなってしまってはたいへんなことになると思っての声かけでした。


今日の更衣室は、サンアビの職員が気を利かせてくれて冷房を入れておいてくれました。
(毎月第1土曜日にエアロビクスをするので、そのときに「ご一緒にいかがですか」といって誘っているから、気を利かせてくれたのかもしれません。)

普段は冷房は入っていないので、着替えても後から後から汗が吹き出てきて直ぐに着替えをするような状態でした。

着替えの後、事務室に行って「更衣室の冷房、ありがとうございました」と改まってお礼を言いにいきました。


後半のメニューは、いつもの手遊び歌の後年間計画に従って「カップソーサラン」とカラーのゴムを利用した「ストレッチ」でした。
こども達は暑さにもメゲズに一生懸命にメニューに参加していました。


障がいのある子ども達には運動不足は大敵です。
どうしても運動不足になりがちですので、意識して運動をしないと若年性の「成人病」になってしまいます。
おやつが子守と言う人がいますが、成人病になって苦しむのなら成人病にならないようにするのも保護者のつとめではないかと思っています。

一緒に参加している高等部1年生の男の子はおやつが子守の状態だったらしいですが、今では体育館周回マラソンも遅い走りですが以前よりも格段に向上して休まずに走り続けています。
後数年も続けていれば、あのおなか周りも少しは減ってくるのではないかと思っています。


継続は力なり。
まさに、その言葉どおりです。


真夏の運動、とくに蒸し暑い体育館での運動では熱中症にならないように気をつけながら、肥満対策の意味からも継続して運動を続けていきたいと思っています。


来週の土曜日は第5土曜日ですので、余暇活動の日です。
(月のうち第5土曜日のある日は「余暇活動」と決めて取組んでいます)

今回の余暇活動は、家族参加での「ボーリング大会」です。
景品も用意していますので、張り切っていきましょう。

「第16回障がい者制度改革推進会議」が開催されました。


昨日の午後、内閣府主催の「第16回障がい者制度改革推進会議」が開催されました。


平成22年7月12日(月)13:00〜17:00
             合同庁舎第4号館共用220会議室

(開会)
○議事
 (1)有識者ヒアリング
   ・司法へのアクセスについて
   ・虐待防止について
   ・児童の権利に関する条約に基づき日本から提出された報告の審査について
 (2)障害のある女性について
 (3)その他
(閉会)


【資料一覧】
  資料1 司法へのアクセスについて(大石剛一郎氏提出)
   [ 1-4 PDF:42KB 2-4 PDF:156KB 3-4 PDF:525KB 4-4 PDF:498KB ]
  資料2 虐待防止について(池原毅和氏提出) [PDF:107KB]
  資料3 虐待防止について(黒岩海映氏提出)
   [ 1-7 PDF:306KB 2-7 PDF:268KB 3-7 PDF:319KB 4-7 PDF:344KB 5-7 PDF:144KB 6-7 PDF:101KB 7-7 PDF:410KB ]
  資料4 児童の権利に関する条約に基づき日本から提出された報告の審査について(平野裕二氏提出) [PDF:105KB]
  資料5 障害のある女性について意見一覧 [PDF:71KB]
  資料6 「障害の表記」に関する作業チームの設置について(案) [PDF:14KB]
  参考資料 障害者制度改革の推進のための基本的な方向について(平成22年6月29日閣議決定) [PDF:280KB]


障がい者制度改革推進会議(内閣府)のサイト
http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/kaikaku/kaikaku.html#kaigi16
「配布資料」と「動画配信」がされています。



再び、「障害の表記」に関する議論が持ち上がりました。
作業チームを設置して協議に入ります。


このことをCBニュースが伝えています。

「障害」の表記で作業チーム設置ー障がい者制度改革会議
 内閣府は7月12日に開催した第16回の「障がい者制度改革推進会議」で、「障害」の表記に関する作業チームを設置することを決めた。

 ヒアリングは、9月中旬から10月中旬にかけて行い、11月中旬には障がい者制度改革推進会議にその結果を報告し、同会議は報告書となる「第二次意見」に「障害」の表記に関する見解を盛り込む方針。

2010年07月12日 19:42 キャリアブレイン
https://www.cabrain.net/news/article/newsId/28483.html

*1


さらには、障がい者の冤罪事件や女児の性的虐待について有識者からヒアリングしたほか、女性特有の問題と解決策について議論したようです。

冤罪や性的虐待防止を議論―障がい者制度改革会議

 障害者の性的虐待については、黒岩海映弁護士が、学校、特に小中学校の被害対策が遅れていると指摘。知的障害のある小中学生の性的被害率が、健常者に比べて高いことから、実態調査の実施やそれを考慮した制度改革の必要があるとした。そのほか、精神障害者の虐待防止などが報告された。

2010年07月12日 20:45 キャリアブレイン
https://www.cabrain.net/news/article/newsId/28486.html?src=recom

*2

さきに、議論のあった「地方公聴会」はJDFで検討をしているようです。

日本障害者フォーラム(JDF)のサイト
http://www.normanet.ne.jp/~jdf/



最後に、再び「イエローリボン」の普及にご協力を!



障害者権利条約の批准推進と障害のある人びとの社会参加の推進をめざして



日本障害フォーラム(略称:JDF)は、2006年に国連で採択され、2008年に発効した障害者権利条約を日本国内に広く普及し、障害のある人びとの社会参加を推進していくために、<イエローリボン>運動を提唱いています。

日本障害者フォーラム・イエローリボンのサイト
http://www.normanet.ne.jp/~jdf/yellowribbon.html

*1:CBニュースから引用させていただきました。

*2:CBニュースから引用させていただきました。

今日のスポーツ教室は…。

スポーツ教室の書き込みをするのはとても久しぶりのような気がします。
前回はいつだったのか、思い出せないほどずいぶん昔です。


来週の月曜日は第一次意見を提出、閣議決定後はじめての「障がい者制度改革推進会議」が開催されますので、またまた忙しくなりそうです。
障害者基本法を改正するに当たっての議論が始まります。


さて、今日のスポーツ教室は第二土曜日でしたので、水泳教室でした。
自閉症のこども達に水泳を指導してくれる女子大学生をいつものように大学の校門まで迎えに行ってプールのある運動公園まで行きました。


今日は、梅雨の合間でとても暑い日だったので、プールは大賑わいでしたね。
障害者用のプールは差ほどではなかったですが、市事業団の余暇活動のグループや高齢者の方がいましたので、貸切といった具合ではありませんでした。
市事業団の利用者は元気の良い男性達ですが、高齢者は足が不自由な方だったので、気を使ったメニューです。
水泳教室のメニューは準備運動をしてからプールには入るのですが、前半はプールの中でもストレッチを兼ねて水の抵抗を利用した運動が主なものです。
片足を上げたり下げたり、プールの中を走ったり、ホッピングをしたりと水流が起こるものなので、足が不自由ですと水流に耐え切れずにバランスを崩すということもあります。

後半のメニューのころには高齢者の方は出ていったので、気兼ねなく水流を起こすようなものを取り入れていました。
こども達はこの水流を楽しんでいるようでもあります。


1時間半のメニューもあっという間に終わりとなりました。
最後は、いつものように参加者全員が手を繋いで輪になって、これも水の抵抗を利用して前後に思いっきり動いたり、お父さんやお母さんの間に入っている自閉症の「青年達」が力を抜いて足を前に出したりして遊びも取り入れたメニューで終わりでした。


いつものようなメニューではありますが、こども達(青年達)は暑い日をプールで存分に楽しんではないかと思います。

お父さん、お母さん達はプールの水温はあまり高くはないとしても水につかっているだけで結構疲れるものなんですよね。

こども達は元気そのものでした。


このようにして、スポーツ教室の「水泳教室」は終了しました。

「第2回障がい者制度改革推進本部」の様子をお伝えします。


昨夜に引き続き、昨日開催された「第2回障がい者制度改革推進本部」会合の様子をお伝えします。
障がい者制度改革推進会議の小川議長が菅直人本部長に「第1次意見書」を手交しました。

障がい者制度改革推進本部
 菅総理は総理大臣官邸で、第2回となる障がい者制度改革推進本部会合を開催しました。

今回の会合では、小川議長から菅総理に対して「障害者制度改革の推進のための基本的な方向(第一次意見)」が手交されました。

 菅総理は、あいさつで「支え合いのネットワークから誰一人として排除されることのない一人ひとりを包摂する社会の実現は、鳩山前総理も新しい公共といった概念を含めて大変大事にされたテーマです。その実現は大変重要な課題だと私自身も思ってまいりました。皆さんからいただいた「第一次意見」を最大限尊重して、政府の対処方針を決定していきたいと思っております。」と述べました。 
2010年6月29日
総理官邸のホームページ
http://www.kantei.go.jp/jp/kan/actions/201006/29shogaisha.html


また、政府インターネットテレビ(動画:4'01")でも第2回障がい者制度改革推進本部の様子を伝えています。

障がい者制度改革推進本部-平成22年6月29日
平成22年6月29日、菅総理は総理大臣官邸で第2回となる障がい者制度改革推進本部を開催しました。
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg3579.html
(この動画は観る価値があります)


ちょっと話しはそれますが、小川議長や藤井議長代理などが背広の襟に「イエローリボン」を付けていることに敬服しました。
  
 

参考:
障害者権利条約の批准推進と障害のある人びとの社会参加の推進をめざして
日本障害フォーラム(JDF)
http://www.normanet.ne.jp/~jdf/yellowribbon.html
日本障害者協議会(JD)
http://www.jdnet.gr.jp/guide/yellow.htm


さらに、「きょうされん」からの引用です。

第2回障がい者制度改革推進本部開催と「障害者制度改革の推進のための基本的な方向について」の閣議決定について
 6月29日(火)、第2回障がい者制度改革推進本部が開催され、障がい者制度改革推進会議の小川議長と藤井議長代理が出席しました。その場で、小川議長から本部長である菅内閣総理大臣に第一次意見が手交されました。

 本部の終わりに藤井議長代理にも発言が求められ、藤井議長代理は、「この第一次意見は私たちの宝物だ。このダイヤの原石を更に磨いていく必要がある。」、「国連で障害者権利条約が審議された際、”Nothing about us,without us(私たち抜きに私たちのことを決めないで)”というフレーズが何度も語られた。この第一次意見は、日本に権利条約を定着させる挑戦の第一歩でもある。」といった発言とともに、総合福祉部会で整理された「障害者総合福祉法(仮称)の制定以前に早急に対応を要する課題の整理(当面の課題)」にも言及し、内容の実現に向けた検討を要望しました。

きょうされん 新着情報2010年6月29日
http://www.kyosaren.or.jp/news/2010/0629_1.htm

そのあとに開催された閣議で「障害者制度改革の推進のための基本的な方向について」が決定されました。
関連して、仙石由人内閣官房長官閣議後記者発表をしました。


内閣官房長官記者発表 平成22年6月29日(火)午前
閣議の概要について
仕事と生活の調和推進官民トップ会議について
障がい者制度改革推進本部について
新年金制度に関する検討会及び社会保障・税に関わる番号制度に関する検討会について


テキスト形式
http://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/201006/29_a.html

政府インターネットテレビ
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg3582.html



なお、わたしは菅内閣において閣議が毎週火曜日と金曜日に開催されていたとは知りませんでした。
(知らなかったのは私だけかも…)


このように、いろいろな電子媒体を活用して障がい者の情報を発信していくことも大切であると考えています。

「第15回障がい者制度改革推進会議」、「第2回障がい者制度改革推進本部」、そして「閣議決定」までをお伝えします。

今日の書き込みは、「第15回障がい者制度改革推進会議」、「第2回障がい者制度改革推進本部」での本部決定、そして障がい者施策見直しの基本方針の「閣議決定と盛り沢山となります。


まずは、昨日の午後、内閣府主催で「第15回障がい者制度改革推進会議」が開催されました。


平成22年6月28日(月)13:00〜16:00
          場所:合同庁舎第4号館共用220会議室

(開会)
 議事
  (1)第一次意見に関する結果報告について
  (2)今後検討すべき議題とスケジュールについて
  (3)その他
(閉会)

【配付資料】
  資料1 障害者制度改革の推進のための基本的な方向(第一次意見)【概要】 [PDF:301KB]
  資料2 検討を要する分野について [PDF:16KB]


障がい者制度改革推進会議のサイト(内閣府
http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/kaikaku/kaikaku.html#kaigi
(配布資料と「動画配信」がされています)


開催冒頭から「親会議」とその部会組織である「総合福祉部会」との関係において委員(精神障がい者団体)からしつこいと思えるほどの意見がありました。
言っていることは十分理解できます。
明日(今で言えば今日)、「推進本部」へ提出(菅総理に手交)する第1次意見書に添付する「総合福祉部会」で合意した「当面の課題(4項目)」以下の内容に関しての議論でした。

委員として背負っているものが大きい(精神障がい者施策の立ち遅れは行政の責任?)ので致し方ないのかとも思いますが…。

※総合福祉部会で合資した「当面の課題(4項目)」については後ほどリンクするサイトに添付されています。


この推進会議の様子をCBニュースがWebサイトで次のとおり伝えています。

「住宅」「スポーツ」の議論開始へ―障がい者制度改革会議
 内閣府は6月28日、「障がい者制度改革推進会議」の第15回会合を開いた。障害者制度の抜本改正に向けて、これまで議論されてこなかった「住宅の確保」や「文化・スポーツ」などについて今後、議論していくとした。

■近く第一次意見が閣議決定

2010年06月28日 18:42 キャリアブレイン
https://www.cabrain.net/news/article/newsId/28298.html

*1


次に、「推進本部」に提出する閣議決定の原案内閣府の第35回政策会議(2010.6.15開催)の資料にありました。
6月7日開催された「推進会議」で議論された第1次意見書によって構成されています。

第35回内閣府政策会議 (平成22年6月15日開催)のサイト
http://www5.cao.go.jp/seisakukaigi/shiryou/0035-100615/top.html

○資料  障害者制度改革の推進のための基本的な方向について
     第一次意見概要   第一次意見本文   原案概要   原案本文


このような経過を踏まえて、閣議に提出され決定するのかと改めて確認できました。
また、閣議決定された内容と原案本文の内容との違いは確認していません。
(誰か、見比べていただき、どこがどのように違う(修正された)か確認してくださいませ)


引き続いて、「推進本部」で決定なった「障がい者施策見直しの基本方針」に関してです。

障がい者制度改革推進本部(第2回)

平成22年6月29日
閣議
総理大臣官邸4階大会議室


開会

 議事
 ・障害者制度改革の推進のための基本的な方向について

閉会


【資料一覧】
  資料1 障害者制度改革の推進のための基本的な方向について(案)【概要】 [PDF:104KB]
  資料2 障害者制度改革の推進のための基本的な方向について(案) [PDF:30KB]

  参考資料1 障害者制度改革の推進のための基本的な方向(第一次意見)(平成22年6月7日障がい者制度改革推進会議)【概要】 [PDF:118KB]
  参考資料2 障害者制度改革の推進のための基本的な方向(第一次意見)(平成22年6月7日障がい者制度改革推進会議) [PDF:430KB]
  参考資料3 障がい者総合福祉法(仮称)の制定以前に早急に対応を要する課題の整理(当面の課題) [PDF:87KB]
  参考資料4 障がい者制度改革推進本部の設置について(平成21年12月8日閣議決定) [PDF:13KB]
  参考資料5 障がい者制度改革推進会議の開催について(平成21年12月15日障がい者制度改革推進本部長決定) [PDF:12KB]


障がい者制度改革推進本部(第2回)のサイト(内閣府
http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/kaikaku/honbu/k_2/index.html

このサイトにある「参考資料3」が第1次意見書に添付されて菅直人本部長(総理)に手交されました。



その推進本部で第1次意見書を小川議長が菅直人本部長に手交したことを伝える報道です。

障害者制度改革で基本方針=政府
 障がい者制度改革推進会議の小川栄一議長から意見書を受け取る菅直人首相(29日、官邸)。差別を禁じた国連の障害者権利条約批准に向け、障害者基本法改正案の来年の通常国会提出を目指すことなどを明記した。

時事通信社
http://www.jiji.com/jc/p?id=20100629115047-9558981&n=1

*2


さらには、その意見書に基づいて「今後の障がい者施策見直しの基本方針」を閣議決定したことをWeb毎日新聞社が伝えています。

障がい者制度改革推進会議:施策見直し、基本方針を決定
 全閣僚で作る政府の「障がい者制度改革推進本部」(本部長・菅直人首相)が29日開かれ、障害者基本法改正や障害者自立支援法に代わる「障害者総合福祉法」(仮称)の制定を目指す障害者施策見直しの基本方針を閣議決定した。

毎日新聞 2010年6月29日 東京夕刊
http://mainichi.jp/life/health/fukushi/news/20100629dde007010050000c.html

*3


さらには、CBニュースが閣議決定を伝えています。

障害者制度の抜本改革を閣議決定
 政府は6月29日、来年の通常国会障害者基本法の改正案を提出するなど、現行の障害者制度を抜本的に改革する方針を閣議決定した。

2010年06月29日 20:31 キャリアブレイン
https://www.cabrain.net/news/article/newsId/28320.html

*4

このページでは、「第15回推進会議」から本日決定された「閣議決定」までをお伝えしましたが、かなりタイトな日程でことが進んでいますので、「障がい者施策見直しの基本方針」の内容まで確認できないままお伝えしました。

なお、本日の菅総理の動向は、
【午前】7時43分、官邸。8時1分、仕事と生活の調和推進官民トップ会議。24分、障がい者制度改革推進本部。46分、閣議。9時15分、新年金制度に関する検討会。29分、社会保障・税に関わる番号制度に関する検討会。
など
といった具合です。

さすがに、お忙しい(分刻みの)日程での動向ですが、私自身は時間をかけて内容確認と検証をしてみたいと思っています。


この後は日本障害者協議会(情報・通信委員会)が伝える「ウオッチング障がい制度改革推進会議」にお譲りします。
確認したところ、ウオッチング障がい者制度改革推進会議のサイトは既にこの様子を伝えています。
(夜なべして更新したようです)

ウオッチング障がい者制度改革推進会議のサイト
http://www.nginet.or.jp/jdict/watch.html


このあとも「推進会議」、そして「総合福祉部会」の動向には眼が離せません。

*1:CBニュースから引用させていただきました。

*2:時事通信社が配信している「フォトニュース」から引用させていただきました。

*3:Web毎日jpから引用させていただきました。

*4:CBニュースから引用させていただきました。

障がい者制度改革推進会議「第4回総合福祉部会」が開催されました。


本日の午後、厚生労働省において障がい者制度改革推進会議「第4回総合福祉部会」が開催されました。

平成22年6月22日(火)13:00〜16:00
           場所:厚生労働省 低層棟2階講堂


議事次第
 1.開会
 2.議事
 (1)障がい者総合福祉法(仮称)の論点について
 (2)その他
 3.閉会


配布資料一覧
 資料1
  障がい者総合福祉法(仮称)の論点表(たたき台)(PDF:285KB)
 資料2
 「障がい者総合福祉法(仮称)の論点表(たたき台)」に対する追加・訂正・削除意見(PDF:595KB)
 ※追加意見1(PDF:79KB)


 参考資料1
  藤岡委員提出参考資料(PDF:147KB)
 参考資料2
  岡部委員提出参考資料
(PDF:306KB)
 参考資料3
  齋藤委員提出参考資料(PDF:140KB)
 参考資料4
  光増委員提出参考資料
(PDF:137KB)


 参考資料5−1
  全国障害児・者実態調査(仮称)に関するワーキンググループ(第1回)議事要旨
 参考資料5−2
  全国障害児・者実態調査(仮称)に関するワーキンググループ(第1回)資料
 参考資料6−1
  全国障害児・者実態調査(仮称)に関するワーキンググループ(第2回)議事要旨
 参考資料6−2
  全国障害児・者実態調査(仮称)に関するワーキンググループ(第2回)資料


※参考資料5−1、5−2、6−1、6−2については、全国障害児・者実態調査(仮称)に関するワーキンググループのホームページをご覧ください。


第4回総合福祉部会のサイト(厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/2010/06/0622-1.html

総合福祉部会のサイト(厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/index.html

全国障害児・者実態調査(仮称)に関するワーキンググループ
http://www.mhlw.go.jp/shingi/other.html#zenkoku-shougai
このサイトには配布資料と議事要旨が掲載されています。


本日、総合福祉部会は佐藤久夫部会長の開会挨拶後、厚生労働省から山井和則政務官が挨拶をしました。
山井政務官は会議を抜け出してきて挨拶をしたということで、挨拶が終わり会議に戻るため退席をしようとしたときに福井典子委員(日本てんかん協会常任理事)が先般鳩山前総理が退陣したことによって廃案になった「障害者自立支援法改正案(議員(立法)提案後、法案を取下げ厚生労働委員会委員長提案)」がなぜ障がい当事者の声を無視して上程したのかその経過(理由)を聞かせてほしい旨迫りました。
山井政務官は再び着席し、「ご存知のように、国会(司法の場)では私は行政の立場であり、その経過については言える立場にはないので、民主党政策調査会に…。」と言って退席してしまいました。
そのときに、藤岡毅委員(障害者自立支援法訴訟弁護団事務局長)も遺憾の意を表しました(後日抗議するという)が、山井政務官はそのまま会場を出て行ってしまいました。

この様子は、総合福祉部会のサイトにある「動画配信」で部会の冒頭部分で配信しています。

この気持ちは、まったく同感で「私たちのことは、私たち抜きで決めないで!」という障がい当事者の声を無視した暴挙です。


山井政務官が福井委員からの切実な声に答えて「長妻厚生労働大臣厚生労働委員会でも答弁している」という趣旨のことを話していましたので、参議院厚生労働委員会(第174回国会 厚生労働委員会 第21号、平成二十二年六月一日(火):○障がい者制度改革推進本部等における検討を踏まえて障害保健福祉施策を見直すまでの間において障害者等の地域生活を支援するための関係法律の整備に関する法律案(衆議院提出))で小池晃議員(共産党)からの質問に対する長妻昭厚生労働大臣の答弁が掲載されている議事録を以下にリンクします。

参議院 第174回国会 厚生労働委員会 第21号 平成22年6月1日
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/174/0062/main.html


このような声は、本日の配布資料「資料2」に、障がい者総合福祉法(仮称)の論点表(たたき台)に対する追加・削除意見のなかでもたくさんの委員の方から出ている声でもあります。


それから、本日の会議で岡部耕典委員(早稲田大学准教授)からの提出された参考資料2にある「知的障害者が「自分の家」で暮らすための支援」は眼からうろこの考え方(調査結果)でした。
また、光増昌久委員(日本グループホーム学会副代表)から提出された参考資料4にある「障害者総合福祉法(仮称)の実施(制定)以前に早急に対応を要する課題の解決に向けた実務論議」についてもまったく同感です。


最後に、このブログでも総合福祉部会でも内閣府と同じように「一般国民の意見」が言えるような「意見募集」があっても良いのではないかと書き込みをしましたが、総合福祉部会のサイトの上部に「ご覧の施策内容について多くの皆さまのご意見をお待ちしています。」というバナーが遅まきながら設置されました。

皆さんの率直な声をどんどん送っていきましょう。

青年・成人期部会設立記念「講談で学ぶ・成年後見制度」講演会を開催しました。


茨城県自閉症協会の下部組織として「青年・成人期部会」を設立した記念として、昨日女流講談師の神田織音さんを招いて「講談で学ぶ・成年後見制度」にかかる講演会を開催しました。

  


織音さんによる口演は、

成年後見講談】2話
 ○「ナオト君だって一人の人間なんだよ 〜親亡き後を心配して〜」
  障がい者ナオト君と家族の艱難辛苦を綴ります。(親亡後のお話)
 ○「ナオト君だって一人の人間なんだよ (続編)」
  成人したナオト君、契約事務や銀行名義の難題に遭遇しました。

日常生活自立支援事業講談】1話
 ○「知的障がいがあっても、自立した生活がしたい」
   〜サトルさんの一人暮らしを支えているのは〜

の3話です。

成年後見講談では、自分のことを思い出し目頭が熱くなりました。


口演のあと、NPO法人スペース空の稲嶺裕子さん(社会福祉士)を講師に成年後見制度などの「補足説明」をしていただきました。
稲嶺さんは、成年後見人等の活動もしており、知的障がいのある方2件、認知症高齢者の方1件の3件を受任しています。
実際に被成年後見人である知的障がいのある方の実例をまじえながら、お話しをしていただきました。


講演会後に提出されたアンケートでも「大変分かりやすい講談だった」、また補足説明も「講談を聞いてからだったので理解しやすかった」との感想が数多く書かれていました。


成年後見制度は施行後10年を迎えたにも拘らず、利用者の数が伸びていないのが現状でです。
障害者自立支援法でも市町村が行う任意事業として利用支援をしています。
これは、制度の内容が理解しずらいばかりではなく、制度自体にもなにかしらの欠陥があるのではないかと考えることも否めません。

しかし、現行ではこの制度を理解しながら、障がい者の権利擁護の観点からも使用促進をしていかなけれなならないと考えています。


茨城県自閉症協会青年・成人期部会では、自閉症や知的な障がいのある方の今後の生活を見据えて「成年後見制度」や「権利擁護」、そして現在施行されている「障がい者福祉サービス」などについて意見交換をしながら会員相互の連帯を深めていきたいと考えています。